[雑記]日本のリサイクル意識の低さを痛感した瞬間
https://www.youtube.com/watch?v=OwmgYUJXCyM
私は以前、大量のペットボトルの蓋を集積していた。
何かに使えるかもしれない、どうせペットボトル飲料を飲んだらおまけで1個ついてくるレベルで貯めようと意識するとすごい物だった。
問題は、これをどうすれば活用できるかを知らないと言う事くらいだった。
ペットボトルの蓋を集めて業者が回収して粉砕分別洗浄再ペレット樹脂化を行って初めて価値が出る、みたいな記事なら検索してすぐ出てくるが
そうじゃない、自分で何かに使いたいから集めてるんだ、という意見はとても容易にねじ伏せられてしまった。
科学を専門とする偉い先生に、質問の投書も行った。
返答は無かった。
忙しかったのかもしれないし、私の期待する答えを持っていなかったのかもしれない。
リサイクルするエネルギーが個人レベルでは見合わないと結論付けたのか、そもそも分からなかったのか。
Web上にあふれる子供のおもちゃに使うレベルの情報を、シラケた眼で眺める日々を何日も過ごした後、
私は泣く泣く、水槽一杯に集めたペットボトルの蓋を燃えないゴミの日に捨てた。
今日、こんな動画に出会った。
プレス式のホットプレートを使い100均一でも手に入る耐熱シリコンにペットボトルの蓋を挟んでプレスする、それだけ。
動画の登場人物は、作り出したグルー状になったペットボトルの蓋を、クッキー生地のように捏ねてクッキーの形の型抜きで形成し
可愛らしいアクセサリーを作り出した。
最終的には、大型機械を用いて、ビーチベンチを作るまでの動画になっていたが、そんな御大層な計画は考えていない。
ゴミとしてただ捨てるだけのペットボトルの蓋をリユースしたいと言う私の思いが、こんなに単純な方法で実現されていた。
ショックだった。
日本人は本当にリサイクルに対する意識が低い、度を越えて低すぎると感じた。
例えばだ、動画で行われている方法だと、有害なガスが出るのでやるべきではないとか
アセトンを使えば溶けます、とか、テルミット反応が起きる可能性があるから止めとけとか。
そういう、試みを否定するレベルの話どころか、話の起点すら無い。
発想の取っ掛かりが無いというのは、こんなにも貧しい事なのかと言う事に絶望した。
過去の自分に教えてあげたい。
ペットボトルの蓋は溶かして粘土のように使うことが出来そうな気配がある。
初期投資に使える額面は少ないだろうが、良く調べれば全然手が届く話だと思う。
科学の先生に質問を持って行くほど熱心だった自分なら、きっと良い結果を生むに違いない。
そんな願いを、どこかにきっといる未来の同じ志を持った誰かに届くよう願っています。
