どうしても公平にならない歌番組

どうしても公平にならない歌番組
以前、歌番組のランキング系はスポンサーや癒着による情操なんで、結局興ざめ問題について取り上げましたが、
今回は、「日本テレビ系「歌唱王~歌唱力日本一決定戦」(12月21日放送)」の問題点について語りたいです。
審査員9人にYOSHIKIさんを加えた10名の100点満点採点方式で争い、
1グループ3名で争い、その後、AグループからEグループまでの勝者5名による勝ち抜き戦が行われるという内容でした。
これの、見てて興ざめしてしまったポイント。
チャレンジャーの皆さん、全員歌がうまくて、評するのも甲乙つけがたく、
この人は前の人よりうまいから〇〇点かなぁ、この人は、前の人の方がうまかった気がするから○○点だ!
こんな身勝手な評価を付けながらケタケタお茶の間で楽しむような番組だと思ってます。
ただ、問題は番組中盤に顕著に。
番組冒頭、Aグループの歌唱が終わり、審査員の皆さんも様子見でなかなかシブイ点数しかつかず。
それでも、Aグループ内の評価だけで終われば、勝ち負けに違和感は限りなく少なかったと思います。
しょっぱなに「私は最強」を歌った23歳の方もかなりうまかったのですが、しょっぱなと言う事で点数が伸びず敗退
かたや、番組後半になると会場のテンションが狂い始め、99点、100点がボコボコとつけられていく。
問題は、これ。
決勝進出時に、敗者復活の選出はこのスコアが必要になり、場を温める踏み台スコアのAグループに入ると負けが確定している構図が顕著に。
更に、決勝戦でもAグループのショボスコアを下地に決勝スコア計算が行われる為
決勝に行っても優勝どころかしょっぱな敗北、これ、ほぼ確定の流れ。
この、Aグループに入った時点で終わりの番組構成、クソ萎えるなぁと。
みんな歌がうまいだけに、そういうのでダメってなってしまったのはもったいないと思った。

後、これは厳しいなぁと思った点。
Full英語曲。
評価も欠点もつけられない。ぼんやりとうまいヘタの評価になっちゃう。
下手なのか、癖なのか、味なのか。わからないまま、なんとなく。
そこへ、YOSHIKIさんみたいに、バチバチに英語曲わかるって言う人がべた褒めして、審査員全員
「あ、これ低い点数つけるとわかってない奴になっちゃうやつだ」の空気が作られて高得点が付く
うーん。
審査員のべた褒めを採点前にやられちゃうと、本当に曲の印象から受けた評価から変わっちゃうじゃん、、、
点数発表の前に感想聞くの、番組的に無理なのかなぁ
似たような経緯で、ボカロ曲も英語だったからか、YOSHIKIさんがほめてくれて、決勝に進んだエンビ-ベイビー歌った子
見てる方は、おぉ、普通はボカロ曲ってだけで評価下がるのに、空気読めない審査員バフラッキー、とは思った。
いうて、エンビーベイビーは、ネットじゃ歌ってる人も多いから、「〇〇さんの方がうまいわなぁ...」なんて、ボカロみたいなサブカルを応援しなきゃいけない私みたいな人まで、渋い点数をつけたくなってしまったのは、秘密で。

そして、最後にやらせ問題
今回はYOSHIKIがプロデュースメンバーを選出するっていう裏テーマがあり、それが出来レースだったことが各所で問題視されています。
...問題だけど、問題じゃなくないか?というのが私の見解。
スタジオで歌、歌いました。
そこで歌聞いて、はい、あなたプロデュースします!...いや、事前にちゃんと下調べしてよってならん?

番組始まった時点で決まってるのは、別にいいんよ。
問題は、そのデビューする人に箔をつけるために優勝させるまでが流れ、これが非難轟轟なわけですよ。
まぁ、この問題は私があんまり問題視してないので、多くは語りません。
中盤の萎えポイント満載で、なんか優勝者とかどうでもよくなってたので...
参考:
https://meimeidol.com/kasyouou-dekire-su/